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#6 YouTube制作における、依頼主企業と外注先企業の連携のポイント

YouTube運営を制作会社へと外注している際でも、依頼主であるあなたの企業も行うべきことがあります。

任せきりでは、ただなんとなく動画を上げているだけのチャンネルになってしまうことも・・・?

今回はしっかりとした効果を出すための、依頼主と外注先が連携する上でのポイントを解説してまいります。

 


(結城) こんにちは、株式会社WIQOMEDIANの結城です。


(滝) 滝です。


(結城) 今回はYouTubeチャンネル運営を制作会社に任せていくにあたって、依頼元の会社が気をつけるべきポイントを解説していきます。



▼YouTube運営の最重要目的 ”ブランディング” とは


(結城) 実際にYouTube制作の外注が決定したあと、依頼元の会社はどんなポイントに気をつけていく必要があるでしょうか。


そもそもYouTubeチャンネルを運営することの目的は “ブランディング” これに尽きます。


ブランディングとは自社に対して消費者がどのようなイメージを抱き、どのように好意を産ませるかというのを形作っていく活動です。


(滝) まぁそういうとちょっと小難しくてよくわからないなぁという方もいらっしゃると思おいます。平たく言うと、その企業と "何者" として好かれていきたいのかみたいな話ですね。


我々一人ひとりに置き換えてみても自分のアイデンティティっていうのがあると思います。例えば、君だったら ”面白い人” として好かれたいとします。


(結城) はい。


(滝) ”優しい人” として好かれたとしても、本当は ”面白い人” として好かれたかったら、あまり嬉しくないじゃないですか。最終目的は、”面白い人” として好かれるという、その ”面白い” がブランドイメージですよね。


私は “面白い人だよ” って皆を笑わせながら好意を得ていく、これがブランディングという活動なのですが伝わりますでしょうか。


逆に、あなたが “面白い人” としてみんなを笑わせるというブランディングをしなかった場合、あなたは誰にも認識されずに終わってしまいます。


特にこの情報に溢れた時代の中で、”僕は面白い奴なんだよ” ってことを、消費者との接触ポイントが一番多い場所で行っていく必要があるんですね。


そうしない限り、市場においての存在感はどんどん薄くなってしまうわけですがら、ブランディングがこれから特に必要であると、最近になって言われているんです。


(結城) そのためYouTubeチャンネルの運営を依頼した時に一番最初に行うことは、あなたの企業が伝えたいブランドビジョンやYouTubeチャンネルの中での発信コンセプトを決定することになります。


ブランディング戦略は大企業の場合、既に決めていらっしゃる場合があると思います。ですから、それをYouTubeチャンネルでの発信スタイルに落とし込んでいく形になります。


しかし、中小企業の場合はまだそのようなものがない場合が多いため、そのブランドビジョンの構築から制作会社と共に行っていきます。


このブランドビジョンやチャンネルコンセプトの策定で、動画企画やデザインの統一性が生まれ、ブランド発信に適したYouTubeチャンネルが構築されていきます。


(滝) 全てのクリエイティブや発信内容の一番土台となる部分、どういうふうに好意を獲得していくのかという方向性を決める部分になります。ここがないまま、いろいろ動画を作ったとしても最終的にそのブランディングの先のファン化や、その先にあるLTV(顧客生涯価値)の向上や売上の向上にはなかなか結びつきません。ですから、とにかくここが最も重要なポイントであると私たちは考えています。

 


▼具体的なYouTube制作のワークフロー



(結城) その後は実際に企画を作って動画をYouTubeで発信していくという、ひたすら継続的なフェーズです。もちろん動画制作やチャンネル運営を行うのは外注先の制作会社ですが、依頼元であるあなたの企業でも、YouTubeのチャンネル担当もしくはチームを置いて監修の立場として入って行く必要があります。


具体的には以下のような業務が想定されます。


まずは動画企画のテーマ選定とリサーチですね。

これは動画の台本制作段階では制作会社が行う場合もありますが、企画の骨子となる部分はそのテーマに対してプロである依頼元企業が一緒につくっていくことが大事になると言います。


次に現場の監修です。

撮影現場に実際に立ち会って、撮影内容に関するクオリティのチェックを行っていきます。


そしてその後は制作物監修です。

編集の完了した動画およびサムネイルやタイトルのチェックを行います。制作物のクリエイティブ、いわゆる見た目的な部分というよりは、発信したいテーマが正確に効果的に伝わっているかどうかをチェックするのが大事なポイントです。


これらに加えてファンとの交流も、依頼元の企業も関わってほしい部分になります。

例えば動画に寄せられたファンのコメントに返信をすることで親密さを感じさせて、よりファン度を向上させることができます。このような草の根運動が積み重なって、コミュニティが形成されていきます。


(滝) 本当にマラソンみたいな作業ですよね。YouTubeは近道みたいなことはなくて、地道なそういう活動が成功に結びついていくんですよね。

 


▼依頼主と外注先の連携のポイント


(結城) 制作会社に外注を決定しても、伝えたいテーマに関する監修やファンとの交流など、依頼元しかできない部分があります。制作側と監修側でのお互いの領域への理解と協力をしっかり行うことによってより効果を生むYouTubeチャンネルにしていくことができます。


(滝) やっぱり依頼主さんは、商品の長所や特徴を一番解ってらっしゃいます。一方我々制作会社の役目というのは、それをいかに多くの人に魅力が伝わるように形を変えて伝えるかっていう部分です。この深い知識と広いリーチ方法をうまく掛け合わせることが成功の鍵かなと思います。


自社製品が好きな方はそれを過大に評価してしまったりとか、消費者さんが本当に知りたいとこではなく自分たちがこだわったところを主張し過ぎてしまうという現象が起こりがちです。


それを私たちのような制作会社は、消費者さんが知りたいポイントはどの部分で、この商品だったら、どういう部分が優れているのか、というところをしっかり伝えていく。このような感じの協力体制を実際にやれると、良いYouTubeチャンネルができていくかなと思います。


(結城) お互いのリスペクトが大事ですね!


(滝) そうですね!


(結城) 次回は「YouTubeにおける分析のポイント」について解説していきます。是非ご覧ください。



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